≪ディスクFAX≫


ディスクシステムは黄色いディスクが一般的だが、後期には青色のシャッター付きのディスクを必要とするソフトも出た。
これは店頭に設置された「ディスクファクス」(ディスクに保存されたスコアやセーブデータなどを任天堂とやりとりする装置)に対応したディスクで、黄色のディスクとは上位互換である。
対応ソフトは『ゴルフJAPANコース』『ゴルフUSコース』『中山美穂のトキメキハイスクール』『ファミコングランプリ F1レース』『ファミコングランプリU 3Dホットラリー』の計5種で、(発売順)最後の対応作品は『ファミコングランプリ2 3Dホットラリー』である。
ゴルフの上位入賞者にはゴールドディスクが授与された。
1988年サービス終了。
このシステムは任天堂が普及に意欲を見せていたファミリーコンピュータを用いた家庭用通信システムの試金石とも位置づけられるものである。ファミリーコンピュータ ネットワークシステムファミコンネットワークは、当時最も一般家庭に普及しているコンピュータであったファミコンを使った情報ネットワークのことで、ディスクシステム本体にも通信用拡張ポートが備えられていた。
ファミリーコンピュータの周辺機器にはキャプテンシステムへの接続や株式売買、公営競技の電話投票システムなどを可能にする拡張機器が発売されたが、折しもパソコンの普及が進んでおり、性能面でも限界のあるファミコンを使ったシステムは普及には至らなかった。発売当初は大容量であることが最大の魅力であったディスクシステムだが、その後の半導体技術の進展により、従来のカセット媒体はディスクカードを凌駕する記憶容量を実現するようになった。家庭用通信システムも実現に至らず、不正コピーにも悩まされることとなった任天堂は、多くの名作を残しながらディスクシステムでのソフトウェア供給を終えた。


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